ディズニーカリフォルニアアドベンチャー・ハリウッドランド
運営期間 2001/2/8〜2002/1/11
スーパースターリモはディズニーカリフォルニアアドベンチャーのにあったアトラクション。場所はハリウッドランドで、現在の「Monsters, Inc. Mike & Sulley to the Rescue!」です。
パーク開園当時には唯一のダークライドで、6人乗りのリムジン型ライドに乗ったゲストはロサンゼルス空港からハリウッドのチャイニーズシアターで行われる映画のプレミアイベントに参加するため、ロサンゼルスの街を巡ります。コース中、ロデオドライブやサンセットストリップ、マリブなどロサンゼルスの有名スポットにジャッキーチェンやウーピーゴールドバーグなどのハリウッドスターが登場しました。最後に大量の観客が待つチャイニーズシアターに到着すると写真が撮られ、看板にその写真が映し出されました。ちなみにアトラクション内のあるシーンにはホーンテッドマンションのマダムレオタが登場するなどの遊び心もありました。
計画当初はハリウッドスターとなったゲストがリムジンに乗ってパパラッチの追跡から逃げながらチャイニーズシアターを目指すといった内容のスピーディーなライドになる予定でしたが、1997年にダイアナ妃死亡事故発生し、このテーマがその事故を彷彿とさせるのものだと判断され変更となりました。
パーク内唯一のダークライドでしたが、パーク建設の予算が限られていたため、造形やライドシステム、アニマトロニクスは古典的でチープなものでした。また、ファミリーライドを目指しましたが、ハリウッドスターのアニマトロニクスが怖いといった理由で子供からの人気は無く、ハリウッドスターも限られた予算で権利を得た人だったため、トップレベルのハリウッドスターは登場していませんでした。さらにテーマ自体も作り込みが浅かったりなどし、後継が決まって無いのにも関わらず、オープンしてわずか1年でクローズとなりました。
その後、2つのリニューアル案が検討されました。一つ目は「グーフィーのスーパースターリモ」で、有名人のフィギュアをディズニーキャラクターに置き換えるというもの。この案ではコスト削減のために多くのディズニーキャラクターのフィギュアをディズニーストアから移設させる予定でした。2つ目は「ミスピギーのスーパースターリモ」で、マペットをテーマにしたもの。この案では完全にリニューアルする前にオープンし、マペットの建設員が数ヶ月かけて徐々にアトラクションを完成させていくというユニークな案でした。しかし、どちらの案も採用されずに何年か放置。その後、モンスターズインクがテーマのアトラクションにリニューアルすることが決定し、映画のストーリーをゲストが追体験する「Monsters, Inc. Mike & Sulley to the Rescue!」がオープンしました。このリニューアルの際もコスト削減のため、スーパースターリモのアニマトロニクスが流用されたりしました。
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